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質量分析計の選び方 ― カタログの S/N 100 は、局方の式で計算し直すと 40 になる【2026年版】
質量分析

質量分析計の選び方 ― カタログの S/N 100 は、局方の式で計算し直すと 40 になる【2026年版】

質量分析計の選定は「どれが一番高感度か」では決まらない。測る対象が決まっているなら トリプル四重極(QqQ)のMRMが依然として定量の王道であり、決まっていないなら高分解能精密質量 (Orbitrap・Q-TOF)でしか後戻りできない。本記事は、Thermo・Agilent・SCIEX・Waters の 公表スペックを原典から拾って比較したうえで、カタログの感度スペックが なぜメーカー間で横並び比較できないのか(S/NとIDL、測定化合物と注入量、ノイズの定義)を 具体的に示す。ノイズを RMS で取るカタログの S/N と、ノイズ幅(最大−最小)で取る日本薬局方〈2.00〉の S/N は、同じピークでも約 2.5 倍ずれる。目的別の選択基準と、導入前に確認すべき設置条件までを整理する。